こちらの記事は、新しく迎えた3匹目のHabiが、2024年にプロセスを始めた際の情報にリライトしてます。
こんにちは、DEliKU KITCHEN(デリークキッチン)のikuです。
前回、ワクチン接種の注意事項~1回目の接種までをご紹介しましたが、
この記事では、狂犬病ワクチン2回目(採血当日)までに準備する書類と梱包資材についてご紹介します。
こちらに記載した手順で、過去の手続きは全部問題なくクリアできてますが、
ルールが変わる可能性もあるので、手続きされる際は必ず最新の情報をご自身でもお調べくださいね。
詳しくは動物検疫所の発行してる輸入手続の手引書(指定地域以外)でご確認いただけます!
2-① MQAIS(Malaysian Quarantine and Inspection Service)からExport Permitを取得する
マレーシアから海外に生体(血液・血清含む)を輸出する際には、
Export Permitというドキュメントを取得する必要があります。
MQAISへのメールでの問い合わせで、Export Permit取得の代行業者リスト一覧を
もらえるので業者が決まってない方は参考にするといいかもです。
ただし、このリストはあくまでリストってだけで、
ローカルエージェントに発注した知り合いは、フライト直前まで搭乗に必要な書類が発行されず大惨事。。。
業者は慎重に選ぶ必要がありそうです。
私が利用したExport Permit発行の代行業者
たまたま見つけた業者に依頼してスムーズに発行してもらうことができました。
手続きは確実で金額も良心的だったので、いつもここでお願いしてます。
こちらは日系ではないので、日本のようなサービスではないことはご了承の上、
ご利用は自己責任でお願いします!やりとりは全て英語です。
間違いが生じないように、送りたいのは「ねこの血清」であることを明確に伝えましょう!
Export Permit発行 代行エージェント情報
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先方からは何の情報が必要かの提示がなかったため、
依頼時に送った情報も載せておきます(必要ない情報も含まれると思いますが、これで一発OKでした)
Date of shipment : マレーシアから発送する日
—- Cat Owner —-
Name : 依頼者フルネーム
ID : パスポート番号
Address : マレーシアの現住所
Phone No. : マレーシアの電話番号
—- Cat —-
Name : ねこの名前
Date of birth : 保護猫で正確にわからず、適当に日を決めて全部同じ日で統一して申請しました
Breed : 雑種で短い毛の場合は Domestic Short Hair です
Micro tip No. : マイクロチップの番号
Rabies vaccination history :
– 1st dose 1回目の狂犬病予防接種日付け
– 2nd dose 2回目の狂犬病予防接種日付け
—- Laboratory Details —-
Lab : Research Institute for Animal Science in Biochemistry and Toxicology (RIAS)
Address : 3-7-11 Hashimotodai, Midori-ku, Sagamihara, Kanagawa Prefecture, 252-0132, Japan
Phone No. : 81-42-762-2775
FAX No. : 81-42-762-7979
また、レターの取得までメールでのやり取り含め1週間ほどかかったため、
時間には余裕をもっての手続きをおすすめします。
代金は値上がりする可能性もあるので、必ず価格は契約前にご自身で確認してくださいね。
2-② 一般財団法人 生物科学安全研究所の申し込み書作成と代金の振り込み
ここでは、日本の検査機関 一般財団法人 生物科学安全究研所への依頼方法を説明します。
1.生物科学安全研究所のサイトから申込書をダウンロードして記入
(マレーシアから送る場合は◆海外からのお申し込みの項目からダウンロード)
2.平行作業で生物科学安全研究所へ検査料15,000円を振り込む(2023年10月に値上がりしました)
3.1の申し込み書と2の振り込み証明をA4でそれぞれ印刷しておく
申し込み書は上半分を飼い主があらかじめ入力して印刷、
採血日に持参して、下半分を獣医さんに記入してもらいます。
支払い証明と一緒に血清発送の際に同梱しないといけないので保管しておきましょう。
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2-③ 梱包資材を準備の前に、発送業者を決める
いろいろ調べた結果、私はFedExがベストと判断、3回ともFedExから発送したので、
その時の手順についてご紹介します!
ちなみに…
Pos Raju は、ドキュメント関連はマレー語が中心。
コールセンターや、店舗のカウンターも英語が通じない事がけっこうあるので却下。
DHLは、いろんな会社の国際郵便をまとめて扱ってるMBEで聞いてみたところ、
規定が細かすぎて返送のリスクが高いのでRejectされると思う!と言われてやめました。
2-④ 梱包資材を準備する
こんな感じで梱包資材を準備しました。
段ボール、発砲スチロールなどの外箱はFedExの外袋にぴったり入るちょうどいいサイズを
見つけるのがむずかしいので、タッパーと保冷バックを2重にして代用してます。
・FedExのUN3373パック(生体輸出専用袋)
・血清の入ってる容器が入るサイズのジップロック1枚
・液漏れ対策のカット綿やキッチンペーパー
・タッパーと保冷バック
・2次容器用のステッカー(2枚)
・IATA650のステッカー(1枚)
・保冷剤
・OPPテープ(透明のガムテープ幅のテープ)
FedExの生体輸送専用の袋について
FedExで発送する場合は、IATA650準拠+FedExの独自ルールに従わなければならないため、
生体輸送専用の袋が必ず必要になります。
↑これ(無料です!)
当日カウンターでもらってもいいのですが、在庫がないと血清を持ったまま路頭に迷うので、
先に確保しとくのがいいかと思います(MBEには置いてないのでFedExの直営店舗で事前入手がベター)
梱包の注意事項は袋の裏面をチェック
何が書いてあるかザクっとまとめると…
・袋の中にドライアイスは入れないこと
・この袋が一番外側に来るように梱包する
・IATA650のルールに沿って責任持ってがっちり梱包する
・FedExのルールに沿った書類と発送方法も必ず守ってね
という感じです。
2-③ まずは必要なラベルを作成する
ラベルと言ってもWordなどで文字を打ったドキュメントを印刷してカット。
OPPテープ(透明のガムテープ)で貼るだけのシンプルなもので十分です。
1次容器用(獣医さんが血清を入れてくれる容器)
梱包の手引きには、意味不明なABCみたいなラベルの絵があったんですが、
獣医さんで容器にシールを貼ってくれてたので、
そこにねこの名前、マイクロチップ番号を手書きしました。
何も貼ってなければ、シールを貼って手書きするかあらかじめ入力>印刷した紙を貼りましょう。
2次容器(ジップロック用)のステッカー
私は二次容器のジップロックと、3次容器の代用として使用した保冷バックにも貼ったので2枚準備。
保冷バックの外側には、マレーシア発送日も添えました。
タッパーは半透明で中が見えるため、何も貼ってません。
以下、2次容器用のテンプレです。Cat Serum × 1の部分も忘れずに、
()書きは削除して日本語部分を英語に変えてお使いください。
Cat Serum × 1 (←発送する品目と数も忘れずに!)
—– Sipper —–
飼い主の名前
飼い主のマレーシアの住所
TEL :+60-飼い主の電話番号
—– Consignee —— (←日本のラボに送るならこのままコピペでOK)
Research Institute for Animal Science in Biochemistry & Toxicology
3-7-11 Hashimotodai, Midori-ku, Sagamihara, Kanagawa, 252-0132, Japan
TEL :+81-42-762-2819
FAX :+81-42-762-7979
FedExの外袋用 IATA650のステッカー
もしかするとFedEx発送の場合、なくても行けるかもですが、
手順書に沿って、念のため、一番外側にくるFedExの袋にも貼りました。
以下、IATA650テンプレです。
これは外袋に貼るので、太字でやや大きめのフォントがおすすめです。
Diagnostic specimen
packed in compliance with
IATA packing instruction 650
ここまででかかった費用
・MQAIS Export permissionレター発行 RM120
・生物科学安全研究所の検査費用 RM490(検査費15,000円+振り込み手数料RM8)
・梱包資材 RM12(保冷バック4枚組・OPPテープ、その他は家にあったものを利用)
・振り込み証明、申し込み書、ステッカーの印刷代 RM3
合計:RM625
① 狂犬病予防接種1回目 RM165
② 各種書類準備費と梱包資材 RM625
総額:RM790
実際やってみたら、作業工程が多いだけで、やること自体は意外に簡単なんですよね。
次回はいよいよ血清の発送まで一気にご紹介します!
続きはこちら。採血~血清の冷凍と発送手続きについて