こちらの記事は、新しく迎えた3匹目のHabiが、2024年にプロセスを始めた際の情報にリライトしてます。
こんにちは、DEliKU KITCHEN(デリークキッチン)のikuです。
現在、我が家には3匹のねこがおり、
2021年、2022年、そして2024年の計3回、日本のラボに血清を送って、
抗体検査の結果を受けるまでのプロセスを自分でやってきました。
自分でやるほうが安心で費用も抑えられるため、
実際の作業工程をできるだけわかりやすくまとめてみました。
ご紹介する内容は、あくまで私や友人のケースで、
情報は変わる可能性がありますので、必ずご自身で最新情報の確認もお願いします!
詳しくは動物検疫所の発行してる輸入手続の手引書(指定地域以外)に書いてます。
プロセスのおおまかな流れ
手続きをスタートさせてから帰国の許可がでるまで、実質、約7ヵ月必要になります。
そのため、初めてのプロセスで血清をラボに送り、抗体検査まで受けて数値をクリアしてくと、
始めの3年間は狂犬病ワクチンの再接種は不要、帰国が決まった段階で再度抗体検査だけ受ければOKなので、
ねこも人間も負担が最小限に抑えられます。
とりあえず、年1回、狂犬病ワクチンの接種だけ受けていても、
いざ帰国となると初めからプロセスをスタートすることになり意味がないので、
個人的には、まずは抗体検査まで済ませておくのがいいと思ってます。
獣医さん選びは慎重に。
手順書を見ていただくとわかるように、手続きや接種ワクチンの種類など、けっこう細かいです。
適当な先生で何か間違いがあって、日本到着後に係留されることになったりすると怖いので、
信頼できる先生で、日本にねこを連れて帰るための狂犬病予防プロセスを
取り扱った経験があるとベターです。
また、ワクチン接種による、万が一の副作用や体調不良を起こした場合を考慮して、
予防接種はできるだけ午前中に受けておくと安心です。
1-① 獣医さんでマイクロチップの確認と装着
では、早速ここからが実際の手順になります。
保護ねこ、元野良猫の場合、すでに装着されてるかもしれないため、
まずは、すでに装着されてないかの確認をしてもらいましょう。
【マイクロチップ】獣医さんに確認すること
- 念のため初めに既にマイクロチップが入ってないかマイクロチップリーダーを当ててもらう
- すでに装着されている場合はマイクロチップリーダーで確実に読み取れるかチェック
- 新しく装着の際はISO規格でチップ番号が15ケタか(ISO11784か11785で国際標準化機構)
マイクロチップの番号は、ワクチンカードに番号の記載されたバーコードシールを貼ってもらえるので、
特に証明書の発行などは不要です。
1-② 狂犬病の予防接種1回目
これは、マイクロチップ装着後であれば、同日接種が可能なので、
1回目の訪問でここまで済ませることが可能です。
【狂犬病予防接種1回目】獣医さんに確認すること
- ワクチンの種類が、不活性化ワクチン、または組み換え型ワクチンのどちらかであること
- 国際獣疫事務所(OIE)の基準を満たしたワクチンか
- 生ワクチンでないことを念押し(認められてません)
英語が心配な方は、獣医さんには英語版の手引書をそのまま見せると安心です!
【重要】狂犬病ワクチンの有効期限について
有効期限1年のワクチンは、一定期間内に2回接種することで3年の期限としてオフィシャルに認められます。
そのため、帰国プロセスの決められたタイミングで2回目まで接種することが重要!
1回目の接種時は、ワクチンカードに有効期限1年で記載されますが、
2回目の接種で3年の記載がしてもらえるのでご安心ください。
【狂犬病予防接種1回目】受診時に飼い主がすること
- ワクチンカードを忘れず持参
- 1回目の接種日を0日とし、30日以上空けて2回目の接種と採血の予約する
- 梱包準備に備えて次の来院のとき、血清を入れてくれる容器を見せてもらう
狂犬病ワクチン接種については、次のステップで獣医さんに、
詳細を記入してもらうので、飼い主は、この段階では何もしなくてOKです!
血清を入れる容器に関しては、1匹目と2匹目、別のクリニックで採血したのですが、
どういう形状がいいのか逆に獣医さんから聞かれました。
ご参考までに…
1匹目の時は右の試験管タイプの注射針を刺して血液を中に落とすフタのないタイプの一択で、
血液も混じったまま渡されました。
2匹目は1回目の時と同じく右の試験管の中で生成した血清のみ、
左の蓋つきの3㎝くらいの長さの入れ物に移したキレイな状態でご用意いただきました。
あらかじめ、サイズ感をチェックしておくと、梱包資材の準備がしやすくなります。
1-③ 狂犬病の予防接種2回目までに済ませること一覧
狂犬病の予防接種2回目を受けた同じ日に、抗体検査用の採血も可能となります!
採血したらその場で血清を生成してもらって自宅に持ち帰り、
帰宅したらできるだけ早く冷凍して発送、という流れになります。
そのため、マイクロチップの挿入と1回目の狂犬病ワクチン接種が終わったら、
すぐに次の工程の準備をしておきましょう。
① MQAIS(Malaysian Quarantine and Inspection Service)からExport Permitを取得する
② 一般財団法人 生物科学安全研究所の申し込み書作成と代金の振り込み
③ 梱包資材の準備
詳細は次の記事で詳しく紹介してます。
ここまででかかった、ねこ1匹分の費用
・マイクロチップ RM80
・狂犬病予防接種 1回分 RM85
合計:RM165
※ マイクロチップは私の経験では約RM60-80くらいが目安で価格は病院によります
※ 狂犬病ワクチンは約RM70-90が目安。こちらも価格は病院によります
さて、次は採血までに済ませる書類の準備と梱包資材についてです。
続きはこちら。採血日までに終わらせておくべき発送準備
こんにちは。
初めまして!こちらとても参考になり助かっております。
もしよろしければ教えてください。
今回、猫の血清のみ日本に送る予定です。
・MQAIS Export permissionレター発行 RM120
こちらなのですが、記載の金額で間違いないでしょうか?
問い合わせしたところ、とても高い金額を提示されて悩み中です。
こんにちは。
返信が遅くなり申し訳ありませんでした。
はい、Your Pets, We careでは、私が血清発送した2021年、2022年は1通RM120でご対応いただいてました。
ラボ側の検査費も10月から1頭につき2000円値上げされたので、金額は上がってるかもしれません。
また、利用するエージェントによって、金額やサービスは大きく異なるので、何社か確認してみても良いかもしれないですね。
追加情報です!
我が家も近々、3匹目のプロセスをスタートするので、
本日、11/21にYour Pets, We careに問い合わせたところ、Export permitのみの発行代行は、
金額変わらず1匹RM120のままとのことでした。
ご参考になれば幸いです。
横から失礼します。
貴重な情報大変助かっています。
私も同じ作戦にしようとYour Pets, We careに問い合わせてしばらく回答がありませんでしたが、ようやく12月28日に回答がありRM150とのこと。
ちなみに血清発送から抗体証明書取得まで依頼するパターンは別業者からRM1500と言われました、イギリスのラボ使用で。
え!そうなんですね…
私は確認してみたら11/21に問い合わせた時はRM120の回答でした。
そこからもしかしたら上がったのか、
もしくは我が家は多頭飼いでなんだかんだ毎年お願いしてるので
ディスカウントだったりするのか…
聞くのはタダなので、RM120で案内された人いるって聞いたけど、、、と連絡してみてもいいかもですね。
代行で検査結果まで一括でやってくれるのであれば、
RM1500だったら、多頭飼いでなければ許容範囲ではあるかと思います。
特に日系は、信じられないぼったくり価格だったりしてびっくりする事があります。笑
また、代行業者はイギリスのラボ使ってるとこが多いようです。
公式の説明書きがややこしいだけで、
飼い主側の作業的には決して難しくないので、
個人的には、自身でやるのが何より安心だし、
価格も抑えられるのでおすすめです^^
コメント、ありがとうございました!