スパイスから作る、ポークビンダルーカレー

 

サーフィンで有名な、南インドの楽園ゴアには、
ポークとお酢を使うポルトガルから伝わった、
ポークビンダルーというおいしいカレーがあります。

日本風にアレンジされた、トマトやしょうゆなどを入れたレシピも美味しいと思います。

でもせっかく作るなら、出来る限り本場を再現しつつ、
スパイスミルやすり鉢などの調理器具が無くても簡単に
自宅で作れるとベスト!

そんな、いいとこ取りの出来るギリギリのラインで
作ったレシピがこちらです。

普通のスーパーでは手に入りにくい材料も
少し必要になりますが、ネット購入をうまく活用して、
ぜひ、普段とはひと味違うカレーをご自宅でどうぞ!

※ 材料と工程は「漬け込み用」と「調理用」に分けて記載しているため両方ご確認ください

前日に下ごしらえでお肉を漬け込みます

材料(2人分)肉の漬け込み材料

  • 豚肩ブロック      500g
  • コリアンダーパウダー  小さじ2
  • クミンパウダー     小さじ1.5
  • チリパウダー      小さじ1.5
  • ホールブラックペッパー 小さじ1.5
  • ホールクローブ     3粒
  • ホールカルダモン    3粒
  • タマリンド       さくらんぼ大サイズ
  • 湯           50㏄
  • 塩           小さじ1弱
  • 酢           大さじ2.5
  • にんにく        1カケ分をすりおろす
  • しょうが        にんにくと同量をすりおろす

 
1.タマリンドをお湯につけてふやかし、種や筋を取り除いておく

2.ブラックペッパー、クローブ、カルダモンの3種のホールスパイスを石のすり鉢などで砕く

3.豚肉は2.5㎝くらいの角切りでカットし1と2、その他の材料全てをボウルいに加えて揉みこむ

4.ラップがぴったりお肉に接着するようにかぶせて冷蔵庫で1晩ねかす

 

POINT

  • 使用するタマリンドが塩漬けの場合は塩の量は半分にします
  • タマリンドが手に入らない時は梅干し(甘くない)で代用OK!
  • 米酢や穀物酢は強いのでりんご酢やベジタブルビネガーなどがおすすめです

漬け込んだお肉と合わせる材料を準備します

材料(2人分)炒め~煮込み、仕上げまでの材料

  • 油           大さじ2
  • シナモン        2㎝程度
  • ベイリーフ       2枚
  • ターメリック      小さじ1/4
  • マスタードシード(黒) 小さじ1
  • 赤たまねぎ       小1個
  • 塩           小さじ1
  • 砂糖          小さじ2
  • 飾り用パクチー     お好みで

 

1.玉ねぎを薄めにスライスする。この時飾り用に少しよけておくとGood

2.鍋に油、シナモン、ベイリーフを加え弱火で温めていく

3.シナモンから泡が出始めたらマスタードシードを加え、はじけるのが少し収まるまで弱火~中火で炒める

4.スライスした玉ねぎ、塩、ターメリックを加えてしんなりするまで炒めたら
前日に漬け込んでおいた肉を汁ごと投入する

5.肉の表面に火が通ったら10分ほど蓋をして煮る

6.蓋を開けたら水と砂糖を加え、蓋をせずにお好みの固さまで水分が飛べば完成!

POINT

  • 焦がさないためにも厚手の鍋で調理しましょう
  • 厚手の鍋がない場合はフタがあればフライパンでもOK
  • 砂糖ははちみつやアガベシロップでもOK。日本だと黒糖がおすすめです
  • シナモンはお好みのタイミングで取り出してください
  • ベイリーフは煮込むときに香りが出るので、早く取り出さないよう注意!
スパイスカレーで失敗の多い「苦み」について

スパイス感を強くしたくて、つい多めに入れていまいがちですが、種類によっては苦みが出てしまい失敗の原因になることも。
今回のレシピでは「クローブ」「カルダモン」「ターメリック」が特に苦みが強く、どれも少量でしっかり香りが出るため、入れすぎに注意して調理しましょう!

今回のレシピには使用しませんが、カレーの香りを引き立てるフェネグリークも苦みの強いスパイスですなので、使用する際はほんの少しでOKです。

作ったカレーの苦みが強い場合は1日冷蔵庫で寝かすことで、少し緩和するので試してみてくださいね。

スパイスから作るマレーシアのご馳走をご自宅で

世界一おいしい料理に選ばれたビーフルンダン(レンダン)

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