失敗体験談もあり!マレーシアでねこを迎えた方法

こんにちは、DEliKU KITCHEN(デリークキッチン)のikuです。

移住前からねこを飼うことを計画してたので、
事前にブログや、インスタの情報を参考にどうやってお迎えするか調べましたが、
インスタやブログでは、うまくいって問題なかったハッピーな例ばかりでした。

これからマレーシアで、ねこのお迎えを検討されている方に少しでも参考になるような、
実際に起きたトラブルも含め、お迎え当日までの体験をまるっとご紹介します!

子猫ではなく、大人のねこを

ねこを飼うのが始めてだったので、長時間のケアが必要な子ねこではなく、
できれば、行き場のない大人のねこを、どこかから引き取る方法で探し始めました。

なので、この記事ではペットショップでの購入については割愛させてもらいます!

実際に見学に行ったり問い合わせた団体、使ったサイト

SPCA

静かな環境で、動物がのびのびと過ごしてるのが印象的でした。
ねこは、室内の清潔な環境で管理されていて、プレイルームなども併設されていました。

私が訪問したときは、まだ事前予約が必要なかったので、中を見学させていただけましたが、
案内や説明が全くなくフレンドリーな雰囲気ではなかったので、こちらからお迎えするのはやめました。

PAWS(こちらからお迎えしました!)

PJにある、かなりの数の犬と猫を保護されているシェルターです。

当時は外の檻があって、予算不足や人手不足からか清潔と言える環境ではなく、
明らかに体調に問題がありそうな子や、体が汚れている子も多かったです。
(2021年の4月に移転し新規オープンしたみたいなので、今は変わっているといいなと思います)

でも、対応してくれたスタッフの方はとてもフレンドリーでいろいろ相談に乗っていただけたので、
最終的にこちらから譲渡していただきました!
           

Allergic Rescuers KL

アメリカ人の方が主催されている個人の保護団体です。

こちらとは残念ながらご縁がなかったのですが、トライアルも可能で安心してお迎えできます。
webで簡単な面談後、実際にねこに会わせてもらい、調査書を記入後に譲渡の流れです。

シェルターはなく、ねこは全てご家庭での預りで生活しているねこのため、
インドア生活に慣れてるので、お迎え後も環境に慣れるのはスムーズかもしれません。
また、フォスターさんに直接ねこのお世話のポイントや性格など確認できるのもメリットです。

シェルターに比べると、譲渡費用は少し高めでRM200~ですが、
ねこは全て外から保護されているため、ねこのケアに必要だった医療費であり、
その費用を払うのが惜しいような方には譲らないというきっちりした団体です。

質問や相談にも親身に対応していただけます。

Mudah.my

日本でいうところのジモティのようなサイトで「ペット」の項目からお迎えするねこを探せます。

ほんとは、一番初めにこのサイトの掲載で譲渡が決まっていたのですが、
里親募集を出していた一般のローカルとトラブルになりました。

ブリックフィールズの自宅まで、ねこに会いに来てほしいと言われ、
指定の日時に言われた場所に行ったけど、連絡がつかない。

やっと電話がつながったと思ったら、
「今、友達と会ってるので、あなたはゆっくりお茶する時間ができたじゃない?」の返信…

これぞ、マレーシアあるある!!

そして、1時間後にいい大人がお友達を連れて待ち合わせ場所に登場。

でも、これだけでは中止にして帰るってまでの問題ではないと思い、
普通に世間話のできる人だったので、とりあえずご自宅までついて行きました。

その後、ねこの餌は生の魚を切って与えてと説明されて拒否した時と(ねこのために良くないので)
私が、完全インドアで飼うつもりだと言ったときの相手のネガティブな反応で違和感が「確信」になったので、
丁寧に、お互いに無駄な時間を過ごさないためにも、
私にねこを譲ることを少しでもためらってるのなら、この場ではっきり教えてほしい。

とお伝えしたところ、「問題ない、譲る」と。

最終的に、翌日に私の自宅までねこを届けるとの事で、言われた通りに持参してたケージをその場に残し、
訪問時間の確認をしてその日は帰宅しました。

そして、案の定約束してた日時に現れず、連絡もなし。

そこから1時間ほど電話もがつながらず、つながった時に「家にいる」と堂々と言ってきたあげく、
「ゆずる気はある、ただし、届けたあとは1週間に1回家庭訪問して、ねこに問題がないかチェックする」
と、このタイミングで言い出す。。。

えっと…あのさぁ…

もうこうなってくると、ねこの事よりこの人の問題についての話になり、
飼い始めてからやっぱり返してってなるのが何よりも嫌だし、
昨日今日、出会ったばかりのローカルに家に出入りされるのももっと嫌だとお伝えし、

これ以上やり取りしたくないので、ケージだけ返してほしいと言ったところ「無理」と。

え、なんで?笑

もうここまでくると、日本人的感覚では超絶意味不明なのですが、これぞ、マレーシア。
こうなると、結局はこちらが折れて合わせるしかないので、
自宅までもう一回取りに行くからケージを返してと伝え、最終的に相手も了承して日時も決めました。

で、当日ケージを取りに行くと、これまた家にいなくて電話にも出ないwww

わざわざブリックフィールズまで2往復して、ねこのお迎えの準備整えて待ってたのに叶わず、
ケージ返却しないとか、もはや意味がわからなくて、
返さないなら警察に通報するとメッセージしたら、
待ち合わせの時に一緒にきた、あの「お友達」が5分後に私のケージを持って現れました。

Mudah.myを使うのは良くない、ということではなく、ローカルの方との個人的やり取りには、
運が悪いと、こういった労力が必要になることも理解した上で、
少しでも違和感を感じたら、きっちり話合う努力と英語力が必要になります。

あとあとトラブルに巻き込まれないためにも、スパっと諦めて次を探す勇気も必要です。
行く宛のないねこちゃんは、他にもいっぱいいます!

PetFinder.my

Mudah.myで撃沈したものの、当時はコロナの影響で、シェルターは訪問禁止となっており、
何としても、在宅ワークの間にお迎えして、ねことの生活に慣れておきたかったため、
ペットの里親サイトのPetFinder.myでも3件コンタクトしてみました。

結果は…

1件目は返信なし。

2件目は既に別の方でお話が進んでいる。

3件目は、これまた怪しくて問い合わせたところ、ねこは私のところにはいない、と。

教えられた、ねこのお世話をしているという人にコンタクトしたところ、
週末はねこを職場に置いてきてるので、平日に渡しますよ、と言われ、
送られて来たねこの写真もサイトで見たのと違い、怪しさ万歳だったので即お断りしました。

Mudah.myと同じく、こちらのサイトも一般の個人とのやり取りになるので注意が必要です。

経験から感じた、こんな人(団体)とのやり取りは要注意!!なポイント

アポの日時を先方都合で、やたらと変更してくる

トラブルになったMudah.myの方は2回変更があり、
こちらの都合など全く考えない言動が多数ありました。

代理人が掲載している

問い合わせた本人は、代理で掲載しているので、詳細がわからないと言われる。

これ、けっこうあります。

代理で掲載している方から、実際にねこをお世話している人にきちんとした紹介があり、
本人と連絡が取れれば問題ないのですが、ねこを世話している人に連絡しても返信が遅い、
WhatsAppでやり取りしてるのに丸一日返信がないなど、違和感を感じたら、考え直すべきです。

ねこの掲載写真が微妙…

掲載している写真が不鮮明、1枚しかない、過剰にデコレーションされている、
飼い主との自撮り写真が中心、こういった投稿もあまりいい取引にはならない可能性が高いです。

ほんとにそのねこの幸せを考えて、少しでもいい環境を用意してくれる里親を見つけたいと思っているなら、
そのねこの事ができるだけ伝わるような写真を複数掲載すると思うし、
実際、そういう投稿は早い段階で里親が決まってることが多かったです。

お迎え後のリスクも考えて、見て見ぬフリで話を進めない!

譲渡が完了したあとに相手が過剰に干渉してきたり(一時預かりでしたが、2匹目の時がコレで苦労しました!)
やっぱり返してほしいと言われたり、金銭を要求されてトラブルになることもあるようなので、
英語での交渉力に自信がない方は、サイトからのお迎えではなく、
シェルターや実績のある外国人の保護活動家からの譲渡をおすすめします。

PAWS(シェルター)からお迎えした時の手続きと当日の流れ

そうこうしているうちに、数日間限定でコロナの規制が解除されてシェルターが再開したため、
PAWSからお迎えすることを決めて、滞在時間30分限定の条件付きでAdoptionのアポが取れました。

ねこを選んだ時のポイント

訪問の前に、長年に渡り複数の保護ねこを飼ってきた知り合いに、
下記の選ぶときのポイントを教えてもらいました。

・目が濁ってないか
・明らかにわかる皮膚病がないか
・肛門のまわりがきれいか

この3つがチェックポイントだそうです。

また、PAWSでは、避妊・去勢、ワクチン接種はしているけど、
血液検査やその他の健康診断はしていないことを事前に確認していたので、
万が一、もらい受けた子が病気だった場合も生涯お世話をする覚悟が必要でした。

ずっとキジトラのねこを飼うことを夢みていたので、
80匹近くいるねこの中から、急いで3つのチェックポイントをクリアしてる子を探しましたが、
キジトラ以外でもポイントをクリアしてる子はほぼおらず…

と、いうのも、あまりにも熱心にすり寄ってくる子や声を張り上げて鳴いている子、
体格のいい大型の子も、当時はお世話するにあたってハードルが高いと思っていたので、
唯一、全部の条件をパスしてたのは、全く予想してなかった黒猫1匹

今思えば、これも猫飼いの方がよく言う運命の出会いだったのかもしれないです。

選ぶときに、ねこと仲良くするためにちゅーるを持参して、
シェルターの方の許可を取って、あげながらねことコミュニケーションをとりました。

PAWSでのAdoption手続き

いろんな失敗を経て、最終的にはPAWSから2歳5ヵ月のくろねこの女の子をお迎えしました。
連れて帰る際のクレートは購入も可能だそうですが、その後も使うので持参がおすすめです。

連れて帰りたい子が決まったら、誓約書と個人情報などを申し込み用紙に記載して、
Adoption fee(寄付)RM60を支払います。
もらい受けるねこが子ねこだったり、雑種でない場合は金額が少し高いみたいです。

書類の記載をしている間にマイクロチップを装着してくれて
持ち帰るクレートにねこを入れてくれます。

ものの5分ほどの手続きで全部終了です!

お迎え当日にやったこと

ねこにシャンプーは賛否両論ありますが、今回は必須だったのでサロンに直行しました。

グルーミングサロンでシャンプーとお手入れをしてもらう

皮膚病の子と同じケージ内で、糞尿や水たまりなどで濡れた床で過ごしていたので、
まずはグルーミングサロンに直行しました。

とはいえ心配だったので、暴れたり嫌がるようなら中断して欲しいと伝えてましたが、
結果、とてもおとなしくしてたようで安心しました。

先に獣医さんで、首の後ろに付けるDewarm・Deflea液体の薬を処方されると、数日間シャンプーできないので要注意です!

サロンが予想以上に時間がかかってしまったため、
初日は獣医さんに間に合わず、お腹の虫の検査ができず、
1日目の夜はケージの中で過ごしてもらいました。

一晩中ギャン泣きで、だいぶ心が傷んでその日は私も1時間くらいしか寝れなかったです…

獣医さんで血液検査と健康診断

翌日の朝一で獣医さんに連れて行き、ベーシックな健康診断と虫下し、
ノミダニ駆除、エイズ、白血病の血液検査をしてもらいました。

血液検査の結果はFIVもFeLVも陰性!

獣医さんの話によると、保護ねこでシェルター出身だと、
やっぱり、何らかの疾患がないほうが珍しいらしく奇跡的に健康体でひと安心しました。

コロナの影響や失敗もあり、お迎えまでにかなりの時間を費やしましたが、
こんな感じでいよいよ猫との生活をスタートしました!

インスタでもねことのマレーシア生活を公開してますので、よろしければのぞいてい下さいね。

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2匹目のねこを迎える事になったときの話

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