目の前が真っ白になる前に、知っておくべき食品とキッチンと虫のはなし

 

こんにちは。DEliKU KITCHEN(デリークキッチン)のikuです。

突如、ちょっと衝撃的なタイトルですが、
まずはじめに、グロい写真や虫の画像は出てきません!!
なので、ひとまずはご安心を^^

暑かった今年の夏に経験した、背筋の凍る体験と、
今までに私自身がキッチンや食品で経験した「虫」のはなしと、発生させないために注意する点、
遭遇してしまった時の対処についてご紹介します。

オーガニック=安心じゃない!チアシード、バジルシード、ごまに潜むダニ

マレーシア在住時にシンガポールの有名なオーガニックブランドのチアシードを買ったときの話です。

細かいチアシードは瓶に入っていて、
どんなに気を付けても、毎回こぼれてしまうため、ダイソーで買ったソースボトルに移すことにしました。

白いコピー用紙を、ロート代わりにサラサラ~っとソースボトルにチアシードを移し終わり、
その紙を捨てようとしたその時。。。

白い紙の上をモゾモゾと動く赤茶色の「点」が大量に!!!

生産国ドイツの表記に安心して購入したものの、
よくよく見ると「packed in Malaysia」の文字がありました。

日本やヨーロッパでは考えられないことかもしれませんが、
食品の管理体制の問題や、気候の影響でこういったことはしばしば起こります。

    チアシード → ダニの対処

  • 海外のお土産には注意が必要(オーガニックだからって理由だけで安心しない)
  • 心配な場合は封を開けたらスプーン1杯を白い紙の上に広げてチェックすると安心です
  • 開封後は密閉できる入れ物で、冷蔵庫保存して早めに消費する
  • ホワイトチアシードだと、異物が混入していると目視でわかりやすく栄養価も高いのでおすすめです

「コバエ」の1匹目はキッチンの排水溝から生まれてる!?

一体はじめの1匹はどこからやってくるのか?ずっと謎だったコバエの発生源。

暑くてだるいし、忙しくて、キッチンシンクや排水溝の掃除をさぼりがちだった今年の夏のある日、
今日はやろう!と心に決めて掃除を開始しました。

まずは、排水溝のカゴに付けていた生ごみキャッチのネットを捨ててヌメヌメになったカゴを
じゃぶじゃぶ洗っていた時のこと、それは起こりました。

なぜか、カゴの外側の溝にクミンシードみたいなつぶつぶがいっぱい。

目の細かいネットをスルーして生ごみがカゴの外側に漏れるはずないし、
最近クミンシードは使った覚えないけどなー

と思った瞬間ハッ!!として調べてみたら、それらはコバエのさなぎでした。。。


それ自体は、そこまで気持ち悪さはないのですが、
排水溝にボウフラが湧いてた図が浮かんでしまったらもう無理ーーー!!!

まず、ハイタ―をぶっかけて、水で流そうとしたものの、コバエの生命力の強さを思い出し、
激しく流水で流しても取れないさなぎを綿棒で取り除き、キッチンペーパーで包んでゴミに出しました。

    キッチンシンクの生ごみキャッチかごの外側 → コバエのさなぎ

  • キッチンのシンクの生ごみキャッチは外側も360度、定期的に掃除とブリーチを
  • キッチン以外の湿気がたまりやすいシンク下、靴箱、洗面所、お風呂も要注意
  • 壁や床に「さなぎ」を見つけたら取りこぼしの無いように除去しアルコールで消毒を

海外旅行のお土産でもらったドライハーブ、ハーブティー、スパイスなど
今「そういえばウチにもあったかも」と思った人は速攻チェックして!!

過去に台湾で量り売りで買ったハーブティーで、開封する前にパッケージの中で
うろうろしてる虫を発見して捨てたことがありました。

そして、今年の夏。

年明けあたりに購入したカスリメティという、
フェネグリークの葉っぱを乾燥させたドライハーブのボトルに、
よく見ると忙しく歩きまわる、あの時と同じ大量の虫が。

これは、シバン虫(ポプリ虫)という名前で、タバコシバン虫とジンサシバン虫という種類がいて、
ドライフラワーやポプリによく湧くことからポプリ虫とも言われているようです。

スパイスハーブについては普段から密封できるパッキン付のボトルを使用し、
ストック分もジップ付の厚めの袋で保管していたため、外に拡散することはなく事なきを得ましたが、
この、ジバン虫(ポプリ虫)の発生した食品には、ある共通点があります。

これは、海外で買ったとか日本で買ったの問題ではなく、
店先やマーケットなどで、密封されない外気にさらされた状態で販売してた
ということです。

きちんと密封管理されている、スパイス専門店の方にこの話をしたところ、
量り売りをしているお店の場合、無農薬のものを仕入れていることが多いので、
どれだけ気を付けていても、卵の段階で発見することは難しいみたいです。

対策としては、風味や色の劣化が考えられるのであまりおすすめはできないとのことでしたが、
一度冷凍すれば、たまごは死んで、口にしても特に害はないとのことでした。

室内に拡散してしまうと爆発的に増えるので、本当に注意が必要です。

シバン虫(ポプリ虫)のトラップは、とにかく高額なものばかりです。
上記は、安心できそうなレベルで一番お安く手に入るものですが、
それでも5000円以上!虫退治なのに、ちょっといいディナーが楽しめちゃう金額です。

なので、まずは発生させないことと、出ちゃった場合は拡散させないことが肝心です。

    ドライハーブやハーブティー他、乾燥食材に付くシバン虫

  • 気温や室温が上がると卵が孵化します
  • 卵の段階での発見は難しいため、普段から乾燥食品は密封し、粉ものは冷蔵庫保存する
  • 発生したときは、発生源の食品は処分!シバン虫専用トラップで捕獲しアルコール消毒で清潔にする
  • 袋を破られることもあるので、食品は使う分だけ購入、保存は密閉で開封後はなるべく早く使い切る

新鮮な魚介類ほど注意が必要なアニサキス

少し前に渡辺直美さんや庄司智治さんが、
このアニサキスで食中毒になったことがニュースになりましたが、
みなさん、気づいてないだけで、これは結構な確率でスーパーで売られてる魚にもついてます。

もともと、内臓に寄生しているらしいですが、
主が死んだら、筋肉組織に移動するらしく、そのため刺身の中にいることもあります。

一度冷凍されている、かつおのたたきや輸入のサーモン、サバなどは大丈夫ですが、
悲しいことに、秋口に出回る新鮮な生のさんまや秋鮭などは中が必要です。

とにかく、糸状の何かや乳白色の小さな塊がついてるときは、
じっーと数分観察してください!!

ゆーっくりと動いたら生きてます。。。

    さば、さんま、秋鮭、いか、かつお、魚卵などに付く寄生虫

  • パック詰めの場合は、トレーの淵をまずチェック
  • よーーーく目視して、包丁の先端やピンセットなどでしっかり取り除く
  • イカは皮と身の間に付着していると気付きづらい場合もあるので要注意
  • 60℃で1分以上加熱するか、―20℃で24時間以上冷凍することで死滅させる
  • しょうゆ、酢、わさびなどの調味料では効き目なし!

まとめ

我が家やDEliKU KITCHE(デリークキッチン)のイベントでは、消毒はすべてこのパストリーゼに頼ってます。

さとうきび由来なので、口にしても害がなく、食品に直接スプレーしても大丈夫で、
殺虫剤を撒きたくないキッチンには特におすすめです。

消毒だけではなく、ああ見えて生命力が異常に強いコバエやアリ、ゴキブリなどにも、
直接吹きかければ殺虫剤なんかよりよく効いていちころなので、
害虫オンパレードの東南アジアでも、常に日本から持参してこれ1本で対処してました。

ドラッグストアに売ってるものと比べると少し高めですが、
実際使ってみると、やっぱりそれなりに理由がちゃんとわかります。

今回紹介したのは私が実際に体験した内容をもとにご紹介しましたが、
実際すべての食品が危ないという訳ではありませんが、
やっぱり、できることなら見たくないし、家の中で遭遇するのなんてもっといやですよね。

水回りを中心に、普段からキレイにしておくことと、
遭遇したときにあわてないように、何となくでも対処法を知っとくと、それだけでもちょっと安心です。

さっそくご自宅の食品ストックや排水溝をチェックしてみて下さい。

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